根こぶ病診断について

本サービスは、お客様よりお送りいただきました「土壌」を用いた遺伝子診断により根こぶ病菌休眠胞子の菌密度を測定するとともに、土壌のpHや発病履歴から、適切な根こぶ病防除方法を提案するサービスです。

殺菌剤の施薬を判断する上で、土壌の菌密度を事前に知ることは効果的な病害防除の観点から有用です。

本サービスは、東京大学と連携して植物病院を展開するベジタリア株式会社と株式会社ニッポンジーン マテリアルが共同で展開しています。株式会社ニッポンジーン マテリアルでは、お送りいただきました土壌から遺伝子検査 (LAMP) およびpH測定を実施します。

サービスの詳細については、ベジタリア株式会社のホームページをご確認ください。

ベジタリア株式会社 根こぶ病菌密度測定サービスURL http://www.plant.clinic/clubroot/top

ベジタリア株式会社ホームページ URLhttp://www.vegetalia.co.jp

【根こぶ病とは】

根こぶ病は、アブラナ科植物に特有の病害であり、一旦発病すると防除が困難な土壌伝染性病害です。本病に感染すると、根に大小さまざまなこぶが多数できます。土壌中からの水分や養分の吸収が妨げられ、晴天の日中に茎や葉が萎れるようになります。生育が遅れて葉色は褪せ、収穫物の品質も低下します。

病原菌 (Plasmodiophora brassicae) はカビの一種であり、根こぶの中に多数存在します。こぶが腐ると土壌中に分散し、宿主植物が無くても4年以上、ときには10年以上も生き残ります。そのため、一度発生した圃場では、長期間にわたって被害が発生する可能性があります。また、農作業にともなう土の移動や降雨などによって、発生圃場から周辺へ広がることが多いです。 

写真提供:三重県農業研究所

 

【LAMP法による根こぶ病遺伝子検査

LAMP (Loop-mediated Isothermal Amplification) 法は、一定温度でDNA増幅反応が進行する画期的な技術です。従来の方法と比較して特異性に優れ、またその高いDNA増幅反応効率から、短時間反応および簡易検出が可能である等の利点を有しています。

本サービスの菌密度測定においてはLAMP法により根こぶ病菌DNAの一部を増幅し、増幅の開始時間から菌密度を推定します。

LAMP法の詳細な原理については、栄研化学株式会社ホームページをご参照ください。

栄研化学株式会社 Eiken GENOME SITE URL http://loopamp.eiken.co.jp

 

【ライセンスに関して

LAMP Loop-mediated Isothermal Amplification) 法は、栄研化学株式会社が特許を保有しています。

・ 株式会社ニッポンジーン マテリアルは、LAMP法を用いた根こぶ病菌検査の実施許諾を受けています。

【参考資料】

・ 三重県病害虫防除所 (2013) 5. 今月のトピックス「アブラナ科野菜の根こぶ病について」 平成24年度予報第7

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