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キット一式のお届け
土壌採取用キットとして、容器 (50mLチューブ) をお届けします
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遺伝子検査
ニッポンジーン マテリアルで土壌のDNA抽出と遺伝子解析(定性/定量)を実施します
・ ベジタリア株式会社 : 根こぶ病菌密度測定サービス (URL: https://www.plant.clinic/clubroot/top/)
・ e Genome Order (富士通株式会社) : 根こぶ病菌検査サービス (URL: https://genome.e-mp.jp/products/ne3543.html)
本サービスは、お客様よりお送りいただきました「土壌」を用いて根こぶ病菌休眠胞子の菌密度とpHを測定する検査サービスです。
殺菌剤の施薬を判断する上で、土壌の菌密度を事前に知ることは効果的な病害防除の観点から有用です。
株式会社ニッポンジーン マテリアルでは、お送りいただきました土壌から遺伝子検査 (LAMP法) およびpH測定を実施します。
サービスの詳細については、以下のホームページをご確認ください。
・ ベジタリア株式会社 : 根こぶ病菌密度測定サービス (URL: https://www.plant.clinic/clubroot/top/)
・ e Genome Order (富士通株式会社) : 根こぶ病菌検査サービス (URL: https://genome.e-mp.jp/products/ne3543.html)
・ 株式会社ニッポンジーン : 根こぶ病菌検査サービス (URL: https://www.nippongene.com/kensa/products/service/clubroot/clubroot.html)
写真提供:三重県農業研究所
根こぶ病は、アブラナ科植物に特有の病害であり、一旦発病すると防除が困難な土壌伝染性病害です。本病に感染すると、根に大小さまざまなこぶが多数できます。土壌中からの水分や養分の吸収が妨げられ、晴天の日中に茎や葉が萎れるようになります。生育が遅れて葉色は褪せ、収穫物の品質も低下します。
病原菌 (Plasmodiophora brassicae) はカビの一種であり、根こぶの中に多数存在します。こぶが腐ると土壌中に分散し、宿主植物が無くても4年以上、ときには10年以上も生き残ります。そのため、一度発生した圃場では、長期間にわたって被害が発生する可能性があります。また、農作業にともなう土の移動や降雨などによって、発生圃場から周辺へ広がることが多いです。
根こぶ病検査の実施により、事前に発病ポテンシャルを診断します。
発病ポテンシャルに応じて適切な対策を選択することで、コスト低減、防除作業の削減、効果的な防除が可能となります。
- キャベツ圃場1 ha栽培 (10 a x 10筆) におけるコスト削減例 -
根こぶ病の発病面積が拡大する原因として、汚染土壌の拡大が考えられます。
汚染土壌の拡大は、根こぶ病菌に汚染された土が付着したトラクターなどの農機具により汚染土が拡散されることが要因として挙げられます。
そこで、事前に根こぶ病検査を行い、根こぶ病菌の存在を知ることで汚染の拡大を抑制することが可能となります。
根こぶ病の汚染を知らずに作業
→ トラクターに付着した土壌から汚染が拡大
事前に汚染を調査して作業
→ 汚染エリアを最後に作業しトラクターを除染することで拡大抑制
土壌中の様々な病原体を検査する土壌検査サービスについて紹介しています
土壌検査 - 農作物・植物・土壌の病気を検査する-ニッポンジーンアナリシス(グループ会社のホームページに移動します)
LAMP (Loop-mediated Isothermal Amplification) 法は、一定温度でDNA増幅反応が進行する画期的な技術です。従来の方法と比較して特異性に優れ、またその高いDNA増幅反応効率から、短時間反応および簡易検出が可能である等の利点を有しています。
本サービスの菌密度測定においてはLAMP法により根こぶ病菌DNAの一部を増幅し、増幅の開始時間から菌密度を推定します。
LAMP法の詳細な原理については、栄研化学株式会社ホームページをご参照ください。
栄研化学株式会社 Eiken GENOME SITE
URL :http://loopamp.eiken.co.jp
・ LAMP (Loop-mediated Isothermal Amplification) 法は、栄研化学株式会社が特許を保有しています。
・ 株式会社ニッポンジーン マテリアルは、LAMP法を用いた根こぶ病菌検査の実施許諾を受けています。
・ 鈴木 啓史、辻 朋子、黒田 克利 (2015) キャベツ根こぶ病の発病ポテンシャルの評価とそれに応じた殺菌剤による防除 植物防疫 69 (10): 634